転職活動が係長の能力アップに役立つ理由
会社にしがみつかない生き方がもてはやされています。終身雇用制度が崩れ、年功序列で昇進昇格する時代ではなくなった今、多くの係長が、「この会社にいつまでいられるのだろうか?」という不安を抱えています。
「自分の能力に不安がある」
「他の会社で通用するかわからない」
といった不安を抱えている係長は、思い切って転職活動をしてみるべきです。係長が転職活動から得られるメリットは多くあります。
これまで一つの会社しか知らなかった方は、他の会社を知る良い機会になるでしょう。会社が変われば、仕事のやり方や従業員に対する考え方も変わります。井の中の蛙、大海を知らず、といったことのないように、自分の会社だけではなく、他の企業の動向もしっかり研究しておくも係長の役割です。
また、異業種への転職を検討してみるのも良いかもしれません。異業種への転職は難しいものですが、自分の能力を測るチャンスでもあります。
転職活動は、自分自身の実績や能力を冷静に棚卸しする良い機会になります。履歴書や職歴書をまとめたり、面談で自分がこれまでやってきた仕事内容をアピールすることで、自分自身の強みや弱みを振り返ることができるのです。また、転職支援サービスを使えば、キャリアコンサルタントから客観的な評価をもらえることができます。
何よりも、自分自身を必要とする企業が他にあるのかどうか、自分の市場価値を直接問うことができるのです。そこでもし今より好条件のオファーが多くあれば、転職を検討してみても良いでしょう。仮にオファーがなくても、失うものは何もありません。事実は事実として受け止め、真摯に今後の能力向上に向けて自己研鑽をすればよいのです。
係長としての視野が広がり、自分の市場価値がわかる転職活動、ぜひ実践してみてください。
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