係長の役割とは
係長の役割とは、端的に言うと、係という最小単位のチームの責任者として、組織の成果を導くことです。
少子高齢化を迎えた日本では労働力人口が減少していて、今まで同じ生産量(GDP、アウトプットの量)を維持するためには、一人ひとりの生産性を高めることが重要になってきています。
生産量=労働人口×一人あたりの生産性
という方程式で考えればわかりやすいかもしれませんね。
そんな中、係長の役割が今まで以上に重要になってきます。なぜなら、係長は、会社組織の個人一人ひとりに直接指示を出し、個人の生産性を高めていく役割を担っているからです。
日本の将来は係長の能力にかかっていると言っても過言ではありません。係長の能力が低ければ、部下の能力を引き出せず、パフォーマンスは低下してしまうでしょう。1+1が2にもならずに0.5になってしまうのです。
逆に係長の能力が高ければ、部下の能力を最大限に引き出して、チームとしての生産性を向上させるでしょう。1+1が3にもなれば10にもなる可能性があります。
一口に係長と言っても、立場はそれぞれ異なります。ラインの係長もいればスタッフの係長もいるでしょう。営業、生産、総務など、発揮する専門性も異なります。
あるいは、部下に指示を出しながらも、自らも担当者として成果を出すことを求められるプレイングマネージャーとしての役割を担うこともあるでしょう。
立場はそれぞれ異なりますが、会社組織の最小単位である係というチームの責任者として、ときにはマネジメントを行い、ときにはリーダーシップを発揮しながら、組織成果を導き出していくことが、係長の役割と言えます。
一担当者との違いは、チームを任され、人(部下)を使って成果を出していくことが求められるということです。よく言われるように、名プレイヤーが必ずしも名監督になれるとは限りません。どれだけ個人で高い成績を収めていても、係長としてチームの成績を高めていくことは別問題です。
逆に言うと、担当者としては特に優秀ではなかった人が、係長として優れた能力を発揮する場合もあるのです。
日本は大きな変革期を迎え、どの企業も環境変化に対応していくことが求められる中で、係長の役割も多様化してきています。優れた係長であるためには、現状に甘んじず、常に自己革新を続けることが大切なのです。
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